【現役学生インタビュー#7】コロナ禍での恋愛×おでかけについて 後編
こんにちは。まちぶら部研究員の大澤響です。
今回は、2月12日に投稿をした『【現役学生インタビュー#7】コロナ禍での恋愛×おでかけについて 前編』その続きになります。前回のインタビューをご覧になっていない方は、下記のリンクからからぜひご確認ください。
▼【現役学生インタビュー#7】
コロナ禍での恋愛×おでかけについて前編
https://flight-room.com/article/1479/
前回の記事では、コロナ禍の1年をトータルで振り返り行動や心境にどのような変化があったかを明らかにさせていただきました。
今回は、コロナ禍の「恋愛」に関する行動や心境の変化についてインタビューを通して深堀りできればと考えております。
●「恋愛」はお互いに無理せず落ち着いて・・・。日々のコミュニケーションは取りつつも、おでかけ意欲や行動は少なめ。
―ではここからはお2人の恋愛とおでかけについてインタビューさせてください。コロナ禍で恋愛はいかがでしたか?
Aさん(交際1年程)
私は彼と元々遠距離恋愛をしていますし、彼は働いているので会う頻度はあまり変わってないですね。1回目の緊急事態宣言の時彼誕生日だったんです。本当は一緒にお祝いできればよかったけど外出規制もあったのでプレゼントだけ送りました。
年が変わって1月はGotoトラベルを利用した旅行も考えていたのですがまた緊急事態宣言が発令されたので・・・旅行はキャンセルになってしまいました。
1回目の緊急事態宣言中は3か月くらい会わずにいましたね、今も同じような感じです。
Bさん(交際2年程)
彼は1歳年上で、学生の時は週2~3回ぐらい会っていました。お互い実家住まいということもあったので、そこまで頻繁ではないですよね。現状は月1回・2回会うか会わないかぐらいです。
1回目の緊急事態宣言緩和の時はGotoトラベル利用して、関西圏に遊びに行ったりしました。
―なるほど、お2人ともしっかりコミュニケーションは取られているんですね。
Aさん
そうですね。あと、私は1日1回必ず通話しますね。
ラインよりも通話の方が色々しながら話しできるので楽なんですよ!彼は遠方で働いているし、私もバイトだったりしているのでお互いの時間とかタイミングを考えると「通話」したほうが、何か作業を止めることもないので良いんです。あとは、インスタで動画送ったり笑「ラーメン食べてるよ~」とか動画で送ります笑
Bさん
私は、電話は用事がある時ぐらいですね笑。LINEも返せるときに返すような感じで元々そういう感じでやりとりしていたので、その元あるペースを崩さないようにしています。
連絡手段や頻度は習慣だったので、コロナ禍だからって大きくは変えないようにしています。
●「おでかけ」は密を避けて、配慮を利かせたデートスポットで身も心も楽しく!
―お2人とも、お互いの関係を尊重しながら良いコミュニケーションをしているんですね。それでは「おでかけ」つまりデートはどんな場所にどのような理由ででかけているか聞かせてください。
Aさん
比較的「いつも通り」という感じですね。いつもあまり人が多いところに行っていませんでした。
2020年は緊急事態宣言がなくなり、行動規制が緩和されたときにしかデートしていません。
場所は、彼が東京に来た時に車を借りてドライブデート、代々木公園とかに行って公園デートしたりレジャーシート敷いてお昼寝したり、元々公園行ったり自然の中ですごすのが好きだったんです。
あとは以前から「暖かくなったら登山したいね」っていう話もしていたので、車で1時間ぐらいで行ける渓谷を調べて行きました。その時はgoogle mapを利用して周辺のご飯屋さんを調べたかな・・・温泉とかもあったので、デートの場所は温泉近くがいいな~とか調べましたね。
話題のスポットだと出来たばかりの「宮下パーク」にも行ったのですが・・・その時は人が多すぎて途中で帰っちゃいました。
他に都心だと彼がお気に入りの中目黒のショップに行ってそのまま歩いて代官山の蔦屋へ行ったりとか。密避けてお散歩しまいた。
さっきgoogle mapの話をしたんですが、都内は事前にインスタでご飯屋さんを調べて行きました。
Bさん
私は、彼と共通の趣味で「キャンプ」があったので、キャンプを軸に2020年は遊びに行くことが多かったです。アウトドア情報が専門に載っているウェブサイトを見たりしてほしいものがあれば、ECサイトはもちろん、実際に買いに行ったりもしました。
インスタでキャンパーさんをフォローしたりしながら次行きたい場所をチェックしたりもしましたね。
あとは彼が新宿に住んでいるので、都心には行きたくなくて・・・笑。彼に家まで来てもらって、車の運転に付き合ってもらったりしました笑
―二人とも工夫して良いデートしているんだね笑 例えば、12月のクリスマスとかハロウィンとか、イベントの時はどうしてました?
Aさん
ハロウィンもクリスマスも実際に会ってないですね。
でもクリスマスにはプレゼントで手袋を贈りましたよ!
Bさん
私も同じくハロウィンもクリスマスも会っていないですね。元々Gotoトラベルを使って1月に大阪旅行を検討していたので、それまではイベントは避けていました・・・。
ただ、まさかの緊急事態宣言になってしまったので涙
結局キャンプに行きました。寒かったのでキャンプよりも旅行に行きたかったのですが・・・笑
おふたりとも元々自然好きということもあり、あまり人通りの多い場所は好きではなかったということもありますが、工夫をしてなるべく密にならない環境をおでかけ場所として選んでいるようでした。
「密回避」という新型コロナウィルス感染拡大予防というのは根底に持ちつつもお互いが楽しめる場所を選んでいるというが印象的でした。
●コロナ禍でも深まる関係性
「お互いを知れた」
―最後に2020年を振り返ってコロナ禍で関係性は深まりましたか?
Aさん
深まりましたね。もちろんコロナなんてないのに越したことはないと思いますし、コロナのせいで喧嘩することもありました。
ただ、普通じゃわからないような価値観を知れたり、お互いを分かり合えたということがあります。
Bさん
基本的には変わらないと思うのですが、相手が会社に勤めていて私が学生という環境の違いに加えて今年はコロナだったので「会いたいな」と思う瞬間が増えましたね。
そういった意味では今年は困難が多かったけど深まったと思っています。
●おでかけは感染症予防対策根本に据えながらお互いが楽しく過ごせる場所が選ばれる。また、環境や状況が変わろうと「恋愛」の本質は変わらない。
学生の恋愛と考えると「若いからこその恋愛」を思い浮かべてしまいます。
例えば、どうしても会いたいから時間がなくても会いに行ったり自分の立場や環境を顧みず相手に傾倒してしまったりまさに「恋は盲目」という言葉通りの恋愛です。※恋は盲目「恋に落ちると理性や常識を失ってしまうこと」
学生の頃の恋愛は、金銭的余裕はないが時間的余裕があり自分の好きな狭いコミュニティの中で生活しているため盲目的になり易いと考えてしまっていたのです。若い時の恋愛は見えるべきものが見えなかったり、逆に見えないものが見えてしまったりするもので、お恥ずかしながら私はそういうタイプでした。
しかし、今回インタビューさせていただいたお2人は「相手のことを大切に思い心身共に一緒になりたいとの望むこと」という恋愛の本質的な形でパートナーとコロナ禍の中で真剣に過ごしていらっしゃいました。
上記のような「恋愛の本質的な部分」と言うのは今までと変わらないと思いますが恋愛において「優先度」は大きく変化したように感じます。
「とりあえず会ってから考える」といった無計画な面白さやなんとなく楽しそうだから一緒に遊ぶといった、突発的にも思える外出行動などが、倫理的にも物理的にも難しくなってしまい今までよりも「計画的に会う」時間感覚や「互いが楽しめる」体験的価値などが重要視されたように感じます。
新型コロナウィルスが蔓延する現代で「相手のことを大切に思い」会う回数を制限したり工夫したデートをしたりしながら恋愛を楽しむ学生の姿をみて、恋愛も「ニューノーマル」へとしっかり移り変わっているのだという実感が湧きました。
-
まちぶら部
【まちの魅力発見レポート】Vol.2-2下北沢 なぜ下北沢が若者に愛されるのか-若者の分析編‐
皆様、こんにちは。まちぶら部研究員の大澤です。本日は下北沢の街に集まる若者をレポートします。前回のレ...
-
まちぶら部
【まちの魅力発見レポート】Vol.2下北沢 なぜ下北沢が若者に愛されるのか-街の分析編‐
皆様、こんにちは。まちぶら部研究員の大澤です。本日は下北沢の街をレポートします。おそらく、こちら...
-
まちぶら部
【現役学生インタビュー#8】20年入学の大学生に「コロナ禍の大学1年間」を振り返ってもらいました。
こんにちは。まちぶら部研究員の大澤響です。 今回のインタビューでは国立大学に通うYさんにご協力いただ...