
【現役学生インタビュー#7】コロナ禍での恋愛×おでかけについて 前編
こんにちは。まちぶら部研究員の大澤響です。
今回は、コロナ禍の大学4年生2名の方に「恋愛」と「おでかけ」の状況をお聞きするインタビューを実施しました。今回の更新内容はその前編になります。
好きな人・もの・コトのために、考えを巡らせたり行動することはとても楽しいですよね。
しかし、現在コロナ禍でそういった今まで「普通のこと」とされてきた行動が大幅に制限されてしまっています。
その中で、学生の方々はどのような工夫と考えのもとで自分の好きな人・もの・ことを楽しんでいるのでしょうか。今回は「好きな人=恋愛」ということで「恋愛×おでかけ」について深堀していきたいと思います。少しでも若者の恋愛的おでかけインサイトに近づければと考えています。
※この記事の元となるインタビューは2021年1月末日にオンラインにて2名の学生さんにご協力いただき実施されました。
●約1年が経過したコロナ禍の生活では、規制の中でネガティブになりすぎないように自分の気持ちや体調をしっかりコントロールしている。
―Aさんお久しぶりです。(1年前に調査にご協力いただいた)そしてBさんはじめまして。さっそくですが今日はお2人にコロナ禍での「恋愛×おでかけ」についてお聞きしつつ学生さんのコロナ禍での「恋愛とおでかけのインサイト」に迫れればと考えております。
まずは、1年間“コロナ禍”での生活はどうでしたか??
Aさん
なかなかやりたいことも制限されてしまっていたので、すごく心苦しい1年でした。
会いたい人にも会えない、行きたいところにも行けない、バイトも少なくなってしまう・・・今までの人生で一番“病んで”しまっていたかもしれません。
ただ、その状況がわかったので、この1年は自分にとっての「お休み期間」だろうと言い聞かせました。
また、そうしたマイナスな状況を打破したいと思い、緊急事態宣言解除後(2020年6月)に接客業のバイトを始めました!
Bさん
私は大学から2時間ほどのところに住んでいるので、都会に行くことが少なくなりましたね。
健康的な生活をするようにして、朝6時に起きて、自然の中をお散歩したり、地元の仲いい友人と遊ぶようになりました。
―おふたりともお住いの環境が異なるので、それぞれの生活スタイルと合致したコロナ禍での自分自身と向き合っていたのですね。
その中で、新たに始めたとか挑戦したことはありますか??
Aさん
目新しく「これ始めました!!」というものはないのですが・・・しいて言うなら自分の「身体」を労わるようになりました。
これまで疲れとか自分の体調とかは二の次だったのですが、コロナで使えるお金もより限定的になるし、これまで二の次だと思っていた体調とかも、しっかりケアしないといけないと思うようになりました。
例えばオイルマッサージのキットを買ったり、姿勢を正すコルセットとか、ストレッチ用の「コロコロ」を
買って毎日ストレッチしたり、あとは・・・今は家賃の安いところに引っ越したいと考えています。
そんなに「都会にいたい!」と思わなくなったからです。埼玉で探していて、12畳の部屋が5万円台で借りられるんです!
東京だと考えられないですよ・・・。都心に出るのが億劫になるのは、そうなんですが、お金使っちゃうし
そんなに都心に行く頻度は少なくても良いかなって思ってます。
Bさん
私も目新しいものはないのですが「ウォーキング」はするようになりましたね。
あと、「ゴルフの打ちっぱなし」に初めて行きました!
緊急事態宣言中は地元の友人と遊ぶことが多かったのですが、緊急事態宣言解除後も、もう都心に行きたいとは思わなくなりましたね。
あとは、Aさんの言う通り私も自分の健康とかを気にするようになりました。例えば、ウォーキングをするのもそうですしAさんと同じようにストレッチ用のコロコロを買いまして笑。そういった行動も「健康を気にして」という理由に当てはまります。あとは、化粧水とか化粧品関係も友人に勧められた良いやつを買うようになりました。
今までにないものに気を遣うようになったのは、通学とおでかけであまりお金を使わなくなったのと、地元での外出は楽なパーカーで良いので笑 外出用の洋服も買わなくなりましたね。
でもスポーツウェアとかは買うようになりました!運動用です。買うのは主にECサイトですね。
●おでかけはの回数は減少。
数少ないおでかけは自然豊かで密を避けた場所を選んでいる。
―いいですね!お2人ともそれぞれの生活基盤がありつつ、コロナ禍での生活というのを「健康」に軸足を置きつつ、しっかりされているような印象です。では、改めて「おでかけ」という観点で気を付けていたことはありますか?
Aさん
出かけたくても出かけられないことがほとんどでした。ただ、私は普段から公園とか自然が好きだったのでお散歩と称して公園とかに出かけることが多かったです。
あとは、友人が車で迎えに来てくれて、そのまま横浜までドライブしたり、24時間営業のキャンプ場に行ってカップラーメン食べたりしてました笑
Bさん
私は先ほども言ったように、地元の友人と遊ぶことが多かったです。地元は割といろいろな話が伝わっちゃうので(誰が濃厚接触とか・・・)
なるべく電車移動は控えていたのはありますね!あとは彼も私もキャンプが趣味なのでキャンプグッズを揃えたり、それでキャンプに行ったりしていました!移動は彼の車です。
●コロナ禍での1年は「自分自身」を振り返る1年今までの生活ではあまる視野に入っていなかった「セルフケア」にフォーカスがあてられる事が多くなった。
今回は「コロナ禍での1年」を振り返ってご回答いただきました。
コロナ禍の1年を振り返ると「緊急事態宣言」を2度経験していることからお2人とも「健康」への意識は高まっていたようです。
今まで優先順位が低かった「自身の健康、セルフケア」にフォーカスを当てて健康用品やお肌のケアグッズ(化粧品関係)などの買い物を楽しんでいる様子は明確に買い物の行動が変わっていたので、インタビューをしていてとても新鮮でした。
また、不急不要の外出は控えつつも、制限をしすぎて体を壊さないように心身のリフレッシュのためにおでかけをしており、その際は、密を避けた自然豊かな場所であったり
移動は「車」を使用したりするなど、おでかけに対しての工夫が見受けられました。
インタビューの中で出ていた「都心のおでかけにそこまで魅力を感じなくなった」というのは少しショックでしたが笑 しかしおでかけをしているという事実があるので、都心に来ていただける魅力をしっかりと作り、今後は若者へ届けなければいけないと強く感じました。
今回インタビューさせていただいたお2人を含め、学生の皆様はしっかりと自分の立場を理解し、感染予防(不急不要の外出自粛、密の回避)に真摯に向き合っていました。
もちろんそれは、我々のような会社に勤めて一定の給料をいただいている人と比べ金額的制限が大きいことも学生の行動に制限をかけている一因ではあると考えられますが、無茶なおでかけをせずにモラルを守り、コロナ禍でのおでかけを規制の中前向きに行動している様子は、本当に素晴らしいと思います。
更には、おでかけに紐づく「お買い物」に関しては学生の方が行動変化が早いように感じています。今まで使用していたECサイト(楽天やAmazon)などを駆使して買い物が多く、おでかけに紐づくお買い物は「そこでしか味わえない買い物体験」をより重要視しているようでした。
※例えば、中目黒や代官山のセレクトショップに行くなど
次回はより恋愛とおでかけにフォーカスした記事を寄稿予定です!お楽しみください。
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